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「大谷崩れ」について



「大谷崩れ」について

梅ヶ島地区に、日本の三大崩壊地域があると聞いて訊ねてみた・・、「大谷崩れ」という。
梅ヶ島温泉より4km程下った「金山温泉」のほぼ向かい側、梅ヶ島集落(新田地区)の安倍川支流である「大谷川」に沿って遡って行く。 
次第に、一面ガレキと化した源流沿いの勾配のきつい林道を走ると、いよいよ正面には「大谷崩れ」が近づいてくる。 道路のほぼ行き止まり付近に「大谷嶺」の大崩壊地域が正面に見参できた。

靄(もや)で霞んではいるが、遥か上方まで見通すことができ、その「崩れ」の様相の無気味さと険悪さに圧倒される。
付近の河原は岩石、砂利で埋め尽くされていて、簡単に徒歩で進入することが出来るが、実は当時は深い谷が落ち込んでいたらしい。 現在は、この崩壊で谷の深さ凡そ100mが全て山崩れの瓦礫で埋め尽くされたらしい・・。

「大谷崩れ」は日本三大崩れの一つだそうで、富山県立山の「常願寺川・鳶山崩れ」、長野県小谷村の「稗田山崩れ」を指すらしい。他に「富士大沢崩れ」などがあるとか・・。
大谷崩れは、安倍川水源の一つである大谷(おおや)領(標高1999.7m)が、宝永4年の大地震により大崩壊したもので、大谷領は山梨県側では行田山と呼ばれる。
標高が1999.7mということで、山梨県側では30cmの記念碑を建て、丁度2,000mの山ということでミレニアム開発をしたそうである。
標高2,000mの山頂から、その名も「扇の要」と言う場所に雪崩落ち、そこから裾を広げながら安倍川に雪崩ている。 
原因は地震と洪水とのことであり、扇の要付近の標高は1,300mであるので、実に700mの崩落という大規模なものであった。

写063(クリック大)  崩れ1埋め尽くされた大谷河原より、今は緑に覆われてきたが正面は大谷嶺の大崩壊地域である。

写「大谷崩れ」 大谷崩れ上空より大谷崩れの全容、ピークは大谷嶺(標高1999.7m、写真は、現地砂防管理事務所提供による・・。)

『フ ォッサマグナについて』・・或る地質学者の見解
日本の本州は右と左に分かれて、左が東西、右が南北にできているL 字形になっている。その中央部を境に別々のプレートに乗っているのが日本本州であり、その両方が接したところが「フォッサマグナ(大地溝帯)」と言われている。
そのへそが諏訪辺りで、その北西側に北アルプスがあり南側に南アルプスがある。
この大地溝帯に沿って日本が動いているといわれ、この辺りの破砕がどんどんと進んでおり、そこが谷間になりやすく崩れやすいといわれる。
興味深いことは、地形は諏訪辺りを中心にして180 °対称形になっていて、日本海側には富山湾があり,能登半島があり,立山の鳶崩れがある。 太平洋側には駿河湾,安倍川があり,伊豆半島があり,大谷崩れがある。
この様に、「フォッサマグナ」に沿って三大崩れがあり、立山の鳶崩れ、安倍川上流の大谷崩れ、姫川の上の稗田山崩れを三大崩れという。
そしてこれらの写真や地図を見ると崩れ方が皆同じであり、上からどんどんと崩壊していっているのが判る。 
そして、周辺地質は元々崩れているのが堆積したものだから、地震が起こればいつでも崩れるのである。
立山の崩れは150 年前、ここの大谷崩れは300年前に始まったといわれる。 さて、次に崩れるのはどこだろうか・・?と疑問を生じながら、150 年周期で考えたら良いかもしれない。
崩れ面は全てがスプーン状になっている。 土木の世界でいう“滑り面”の考えと一致する面もあるし、そうでない面もあるが、とにかく形を見るとスプーン状になっている。 これは下から見るとわからないが、上空や山頂から見るとよく見えるのである。
「大谷崩れ」を上空から見ると写真の如しである。

尚、筆者小生は、長野県白馬村に別宅を構えていて、隣村である小谷村の「稗田山崩れ」現場には数度訪れている。
状況詳細は下記ブログ、H・Pに記載あり・・。

ぶろぐ: 日本周遊紀行

ほーむ: 日本一周記



写「稗田山崩れ」 稗田崩れ最奥部の金山橋より望む。 奥の山稜が全域崩れているが、撮影点は崩壊部のほぼ中心で、見えているのはホンの一部である。山稜裏側は「白馬コルチナスキー場になっていることが信じられない。

写011(クリック大)  崩れ011田園地帯の一角、「崩れ」の入口に当たる記念碑。 高齢になって現地を訪れた「幸田 文」氏と平成の大洪水で遭難した人々の記念碑。



終り。 次回は「山」に関するブログを投稿する予定です・・。


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