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東北紀行(94)蔵王 「蔵王のお釜」

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 東北紀行(94)蔵王 「蔵王のお釜」  ,





リフトから「お釜」へのルート





エメラルドグリーンの湖水を抱く噴火口の「お釜」




リフトからの眺めは絶景で、周囲は既に見通しの良い高原風の大地が波打っている。

すっかり葉を落とした枯れ枝に赤い実を付けたナナカマドの低木や這い松、そして今や枯葉色となった高山植物群などが見て取れる。 

やはり高山植物の濃い緑と多彩な花々に出会うのは初夏や真夏のシーズンも良さそうである。
いよいよお釜の内輪山(外輪山・・?)と思しき稜線が迫ってくる、「馬の背」というらしいが。 

リフトを下りるとコンクリート舗装された一本の道が稜線まで延びていて、更に天然の歩道を下ってゆくと果たして巨大な火口とともにエメラルドグリーンの円形の湖が姿を現した。   


前述したが、 “霧のお釜“とも呼ばれるように、大方に日はガスに閉ざされているらしいが、今日は絶好の日和で河口の底の石ころまで見えそうである。

湖水は天気や日差しによって見た時の色が、エメラルドグリーンだったり青色だったりコバルト色だったりと変わるので、別名「五色沼」とも呼ばれているようだ。

湖水の周囲はドス黒く噴火の激しかった当時を連想されるが、周囲は灰白色の火山灰で覆われ、雨水の流れた筋目らしいものが幾重にも並んでいて、妙な模様を描き出している。 

河口の右手は荒涼としたⅤ字峡谷を成していて、西側へ大きく切れ落ちている。 
大雨の時などには火山灰と共に泥流を引き起こすこともあるらしい。



全国の火山湖でも似たような形状をしているところもあるが、「お釜」(御釜)と名の付くところはここだけらしく、蔵王の代名詞にもなっている。
名前の由来は、火口が釜状であり水を張った釜に底からマグマの熱で熱くなるなのことから「御釜」という名前が付いたのであろう。



お釜は刈田岳・熊野岳・五色岳の三峰に抱かれた円型の火口湖で、勿論、火山性の湖なので強酸性であり魚は住んでいないであろう。 

過去に20回以上噴火を繰返しているというが、近年では、明治28年に大噴火したそうで、その後、小噴火や蒸気噴出など数回を数え、原型を今に残している。 
現在も湖底に何箇所かの気孔が存在し、火山ガスの継続した噴出が続いているのが確認でき、即ち完全な活火山でもある。


昭和43年の測深によると最大深度27.6m、平均深度17.8m、周囲1,080m、東西径325m、南北径335mという広さである。
湖の水は強い酸性のため生物は生息せず、水温は表面から10数メートルの深度で摂氏2度まで下がり、その深度を増すと温度が高くなるという“特殊双温水層”(深さによって温度が異なる)となる世界でも例のない湖だそうである。

流れ出る湖水は宮城県側のエコーラインに並行して流れる濁川の源流でもあり、名前を変えながら阿武隈川となって太平洋側に注いでいる。

次回、「蔵王権現



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