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世界遺産 日光大紀行(31)奥鬼怒山旅 「金精峠」

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 世界遺産 日光大紀行(31)奥鬼怒山旅 「金精峠」  .






金精山と金精神社





翌朝、丸沼の温泉ロッジで、オクターブの高い女性の声で目が覚めた。 

気が付くと、登山には絶好の日和であり、登行意欲をいやが上にも盛り上がる。
聞くところ、彼女達は此れより湯沢峠を越えて、奥鬼怒温泉郷より鬼怒沼を目指すらしい。
安易で、最も短直なコースであろう。

小生は、山歩きが本来の目的なので、金精峠から温泉ヶ岳、念仏平、根名草山を経て奥鬼怒へ、更にその後、尾瀬の境界山域でもある奥鬼怒山、奥鬼怒湿原を目指すことにした。



金精トンネルの登山口から金精峠へは、凡そ20分で到着した。
この峠は、温泉ヶ岳と金精山との鞍部にあたるところで、日光山の修行僧の夏峰修行の路として開かれたと言われる。

峠には、小さな社の金精神社が祀られていて、曰く有りげな名前のように男根を御神体とするらしい。



かつて、巨根で有名な怪僧・道鏡(奈良後期の高僧で、天皇の地位を奪おうとした「道鏡事件」で有名)が、孝謙天皇の寵愛をうけたが、天皇の崩御後、皇位を窺った罪で下野(しもつけ;薬師寺別当)に左遷されてしまう。 

道鏡が金精峠を越えた時、暑かったので褌をはずしたまま歩いていた。
それを見た住民が御利益にあやかろうとして、神社を作ったのが金精神社の始まりだと言われている。


直ぐ北側には岩肌むき出しの荒らしい金精山があり、今思えば尖がった山の姿が屹立した男根に見えなくもない。

子宝、安産、子孫繁栄に霊験があるとされている。
他を見渡すと、かの日光連山の山並みが見渡せるし、上州側は菅沼の湖面が輝いていた。



次回、奥鬼怒山旅 「温泉ヶ岳






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